スポンサーサイト

--年--月--日
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ミロネクトン?モンモリロナイト?ベントナイト?珪藻土?てなんぞや?

2010年01月13日
水槽にミネラル添加と水質安定のため、鉱物の塊を入れますが、どれも似たような形で
「ミロネクトン/別名タナクラクレイ(古代海泥原石)」や「モンモリロナイト/モンモリロン石」、
「ベントナイト」、「珪藻土」と訳がわかりません。
こいつらはどんな生成由来で、どんな鉱物なのか?今一度おさらいをしてみたいと思います。
グッピー


「珪藻土」とは
様々な水生動植物(藻類・プランクトン・魚介類等)が
地殻変動等の自然現象によって埋没し、圧縮や隆起を繰り返し、長い年月をかけて、
微生物の働きで、分解・代謝・再合成を繰り返してできた天然無機質資源です。
日本での主な採掘場所は
秋田県と石川県能登地方では海水産珪藻土が採掘されてます。
岡山県と大分県では淡水産珪藻土が採掘されています。
淡水、海水と由来も違い、採掘場所によって成分や比率に大幅な差が生じます。


「ミロネクトン/別名タナクラクレイ(古代海泥原石)」とは
千万年前に様々な海洋動植物(藻類・プランクトン・珊瑚・魚介類・クジラ等)が
地殻変動等の自然現象によって埋没し、圧縮や隆起を繰り返し、長い年月をかけて、
微生物の働きで、分解・代謝・再合成を繰り返してできた天然無機質資源です。
粒子のサイズが20~30ミクロン(1ミクロンは千分の1ミリ)と微細で、
その微粒子の表面には、ナノメーターサイズ(1千万分の1ミリ)の孔がたくさん開いている多孔質という特徴を持ってい
ます。
色は、基本灰色で、天然鉱物なので所々白色や黄色が強く出ている物もあります。
極珪藻土中身
日本では、福島県棚倉町と塙両町の境界から採掘されており、
両町の境は約千万年前は入り江で、
太平洋クレーターの地殻変動によって海泥が隆起して地表に現れた世界でも珍しい断層破砕帯です。
この場所で捕れる海泥はミロネクトンという種類で、ヨーロッパ産のものよりミネラル成分が種類、量ともに豊富です。
ミロネクトンは採掘場所が今のところ日本では福島県に限られている様で成分の比率の違い幅が他の粘土鉱物より少ないです。


「ベントナイト」とは
海底や湖底に堆積した火山灰や溶岩が変質することで出来上がった粘土鉱物の一種です。
「ベントナイト」 は、鉱物集合体の総称であり、その成分は地域や場所によって異なります。
成分構成としてはモンモリロナイトを主成分とし、他に石英、雲母、長石、ゼオライト等の鉱物を含んでいます。
多種の鉱物が混ざっていますが、モンモリロナイトの持つ特異的な特性がそのまま、ベントナイトの特性になっています。
モンモリロナイトを主成分にした鉱物集合体の総称なので、成分や比率に大幅(とんでもなく)な差が生じます。
ベントナイトは生成時に下記のように2パターンあります。
①層状で広大な範囲に薄く堆積した砕屑性噴出物が長期埋積したための温度と圧力による続成作用で生成した物
②厚く堆積した砕屑性噴出物が地下からの弱熱水作用を受けて生成した物


「モンモリロナイト/モンモリロン石」とは
珪酸塩白土で白粘土質の中に含まれる、水を含むと綿のように膨らむ物がモンモリナイト成分です。
微細粉末(ミクロン単位)の土塊状で、色は白・黄・青・緑・紅など多様です。
イオン交換性に優れ、膨潤性が著しいです。
※モンモリロナイトには、ナトリウムモンモリロナイトとカルシウムモンモリロナイトの2種類(生成時の違い)があります。
地域によって成分や比率に大幅な差が生じます。
どちらのモンモリロナイトも0.1~1ミクロンの極めて薄い薄片状をしています
日本での採掘場所では、山形、新潟、群馬県の物が上質と言われています。


吸着効果を考えるとベントナイトよりモンモリロナイト(ベントナイトは鉱物総称なので)の塊or
珪藻土より純度の高い、ミロネクトンという選択肢になると思います。
ベントナイトは様々な鉱物が混じっていて、品質成分安定の面で単品を飼育水に入れるのは考えてしまいます。
極珪藻土を水槽に入れた直後
珪藻土・ミロネクトンは生物由来した化石を含んだ鉱物です。イオン交換吸着と透過性に優れ物理吸着もします。
ベントナイト・モンモリロナイトは化石を含まない粘土鉱物です。イオン交換吸着を行います(0.1~1ミクロンの極めて薄い薄片状をしているため、塊で使う場合、密度がすごく透過性が少ない)。
ミロネクトン、モンモリロナイト共に、吸着力が高く、水の中に入れておくだけで雑菌や不純物を吸着し、水を強力に浄化します。

ミロネクトンとモンモリの違いはなに?「総括」

ミロネクトンとモンモリロナイトは、共にイオン交換吸着を行います。
が!イオン交換吸水性は、モンモリロナイトの方が効果が強力です。(0.1~1ミクロンの極めて薄い薄片状をしているため)
特に粉状にしたときの吸水性は顕著で数倍に膨らみます(コロイド状態になります)
しかし、塊で使うと透過性が悪いため、ミネラル放出やイオン吸着吸水に時間がかかります(表面が崩れないといけない)
モンモリロナイトは表面が崩れないと効果が出にくいのですが、ミロネクトンは透過性(粒子のサイズが20~30ミクロンと微細で、
その微粒子の表面には、ナノメーターサイズの孔がたくさん開いている多孔質微細粒子)がよくミネラル保有量も、
モンモリロナイトが約16種に対してミロネクトンが約66種含んでいます。
極珪藻土を入れて5分後
当社は、イオン交換吸着、ミネラル放出、塊での使用を考えたとき、
モンモリロナイトより高価ではありますが、水槽で少量使うという点で、透過性とミネラル放出重視してミロネクトンを選択しました。
ミロネクトン自体のPHが7.4と安定していますので、大量に入れない限り、水槽に入れてもPH干渉はほとんどいたしません。
池などでは水量が半端ではなく、大量に使うので、高価なミロネクトンより、安価なモンモリロナイトを使用されています。

※番外編ですが、珪藻土だけ何故か?美容用品に使われてないです><
ミロネクトンと生成は似てるのにw
主に、建材や保温材や壁土への利用、電気を通さないので絶縁体として、また適度な硬さから研磨剤や
触媒やクロマトグラフィーの固定相の担体、生ビールの製法の一種として珪藻土を使用し、酵母菌を取り除く方法で使われています。

参考までに・

ミロネクトン 主成分(%)
「極珪藻土」(ミロネクトン) は福島県棚倉町と塙両町の境界から採掘されております。
PH 7.4
酸化アルミニウム 10~15%
二酸化ケイ素 50~65%前後
酸化カルシウム 3~5%前後
酸化鉄 3~5%前後
酸化マグネシウム 1~2%前後
酸化ナトリウム 0.05~0.2%前後
酸化チタン 0.05~0.2%前後
酸化コバルト 0.01~0.1%前後
酸化マンガン 0.01~0.1%前後
リン 0・05~2%前後
硫黄 0.5~1.5%前後
ボロン 0.001~0.05%前後
バアリウム 0.005~0.01%前後
銅 0.001~0,005%前後
カリウム 0.2~0・6%前後
ニッケル 0.001~0.005%前後
錫 0.005~0.015%前後
ストロンチューム 0.005~0.015%前後
バナジウム 0.001~0.005%前後
亜鉛 0.001~0.005%前後
上記主成分のほか超微量成分を含むミネラル約66種保有


ベントナイト 主成分(%)
酸化アルミニウム 11~27%
二酸化ケイ素 50~70%前後
酸化カルシウム 0.2~5%前後
酸化鉄 0.8~4%前後
酸化マグネシウム 1~4%前後
酸化ナトリウム 0.5~5%前後
上記主成分のほか超微量成分を含むミネラル約60種保有


モンモリロナイト(サンプルデーターはKaモンモリナイト) 主成分(%)
酸化アルミニウム 11~27%
二酸化ケイ素 50~70%前後
酸化カルシウム 0.2~5%前後
酸化マグネシウム 1~4%前後
上記主成分のほか超微量成分を含むミネラル約16種保有


にほんブログ村 観賞魚ブログへ
にほんブログ村
にほんブログ村 観賞魚ブログ 熱帯魚へ
にほんブログ村
にほんブログ村 観賞魚ブログ 甲殻類へ
にほんブログ村
ランキングに参加中です。よろしければクリックお願いします。
スポンサーサイト
Comment
コケの発生について
はじめまして
大変参考になりました。
ミロネクトンはケイ素が含まれていますが、
水槽面につく茶コケ(珪藻)の発生は多くならないでしょうか?
No title
ご質問うれしいです。
私的には理解していても、どこまで説明していいかわからないときがあります。
私的解釈で明日?質問にブログでご説明いたします。
これからも、当ブログを見て「おや?」と思われたときは気軽にご質問ください。

管理者のみに表示

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。