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「極シリーズ」のシュリンプ専用添加剤その①

2009年12月29日
今回は、「極シリーズ」のシュリンプ専用添加剤のそれぞれの特性の概要を簡単にご説明します。

「極白(きわみしろ)」極シリーズ第1号商品です。
極白極白瓶入り
シュリンプ専用の色揚剤です。色揚げといっても、強制的に色をあげるのではなく、シュリンプにとって必要なカルシュウムやミネラルを、吸収しやすく配合していますので、直接摂取や間接摂取によって、甲羅を厚くすることにより、個体本来の色を表現します。
上記の理由で「極白」を与えることで、本来必要とされるカルシュウム等を体内に取り入れ、シュリンプ本来の色を取り戻します。色のあがり方は、個体素質によって差は出ます。
「極白」という名前で、しかも色も白いので、強制色揚げ剤に思われやすいですが、ブラックダイヤ、ブラックシャドー等に与えますと黒色が鮮明になります。
※PH調整に使用する場合は、PH値が安定するまで約3日ほど要します。
また、その目的で添加する場合、水槽に添加後、エアレーションをすることにより、より早く数値が上昇しやすくなります。

「極白液(きわみしろえき)」
極白液15cc極白液30cc
極白(粉)と違い水溶液に溶かしているため、極白は水槽に添加したとき、PH変動が安定するまで3日程度要しますが、「極白液」は約1日前後で安定します。水溶液に溶かしていますので、体内への吸収も早く「即効性」とさせていただいております。(成分配合も極白とは異なります。)
即効性を考えたとき、乳酸カルシュウムを加えるか迷いましたが、当方の試験では使用量によっては大変危険だったので、非常に効果はあるのですが(目をみはる即効性)、「極白液」の成分に加えるのをVer1では断念しました。

※乳酸カルシュウムは、シュリンプの吸収効率と効果を考えると、非常に魅力的な成分です。
が、添加量を誤ると、リスクが有り過ぎるという研究実験結果が出てしまったので、現在は指をくわえて添加を我慢しています。
餌等に乳酸カルシュウムを添加してる他メーカーの商品もございますが、あくまで補足程度に添加してるようなので問題ないと思います。添加量を間違えずに補助成分程度なら問題はないです。
もし、乳酸カルシュウムを主成分にしている、白揚げ用添加剤を購入ご使用した場合、十分ご注意の上ご使用ください。
以前、当社の「極シリーズ」とよく似た(そっくり?w)製品名で、当社とよく似た名前の他メーカーから、効果抜群の白揚げ剤が発売されていました。
効果は凄いのですが、購入、使用した方々から、シュリンプが非常に☆になりやすいという話が出ていました。
効果があるということで、当時、噂が出る前に商品を購入して成分を調べたところ・・・乳酸カルシュウムが主成分になっていました。
補助成分で使う分には良いと思うので、効果があって、死亡の絶対ない比率割合調整(効果を発揮したいので、あくまで安全な範囲での限界量)が困難で、当方では現在煮詰め中です。
でも、シュリンプが死ななければ、本当に当方でも直ぐに使用したいくらいの成果があります。

いまも、現行のVer1以上効果のある、Ver2の試作は続いています。(もちろん安全に使用できる製品)

「タイガー・パワーミネラル」
タイガーパワーミネラル
「極白」と違い、水質調整剤(PH調整)に特化した専用配合になっています。
綺麗な発色表現に特に必要不可欠なカルシウム、マグネシウムをベースにミネラルを強化した、タイガーシュリンプ専用水質調整添加剤です。
※PH調整に使用する場合、粉状なのでPH値が安定するまで約3日ほど要します。
また、その目的で添加する場合、水槽に添加後、エアレーションをすることにより、より早く数値が上昇しやすくなります。

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シュリンプとカルシウムの関係

2009年12月27日
カルシウムやミネラルは、甲殻類にとても大切です。成長や繁殖に欠かせない成分です。
また、甲羅を厚くすることで、色の表現もはっきりして美しさが引き立ちます。
※確かに血筋で色が濃い個体(バイオミネラリゼーションが盛んで、カルシュウムの結びつきが多い固体)もいます。
ブラックダイヤゴールデンアイ
ブラックダイヤを例にとりますと、真っ黒なメス固体が、抱卵することによって体色がさび色に退色します。これは抱卵することにより体に取り込んでいたカルシュウムを消費したために退色したと考えています。レッドビーも同じで、抱卵すると特に白色が退色した個体を見られたことがある方も多いと思います。
シュリンプは、抱卵時や脱皮時に、甲羅(殻)から貯めこんでいたカルシウムを一部取り出して活用します。
それによって、甲羅(殻)が薄くなり、退色(色抜け)現象が起きます。
レッドビーわらわらw
エビの殻を構成してる主な成分は、「カルシウム等の塩類(約40%)」「キチン(約30%)」「タンパク質(約30%)」と言われています(一般的なエビの構成ですが、殆どのエビが同じような数値の様です)。
殻に含まれるカルシウムは、「炭酸カルシウム」という形で存在していて、エビによる「バイオミネラリゼーション」によって、殻に閉じこめられたものです。

※Q:バイオミネラリゼーションて何?
A:生物によって鉱物が作り出される事を言い表した言葉です。
人間で言うと、骨、歯が「バイオミネラリゼーション」によって出来たものです。
また、貝から取れる宝石の真珠(生態鉱物)なども、「バイオミネラリゼーション」によって出来たものです。
レッドサンダーシュリンプ
エビなどの甲殻類は脱皮と殻作りを繰り返して成長します。その時に、二酸化炭素を吸収し、水に溶けない炭酸カルシウムの殻を作るのです。
エビは脱皮する直前に殻から一部のカルシウムを胃の中に胃石としてため込み、二酸化炭素を固定化した殻を脱ぎ捨てます。そして脱皮のあとに胃石を溶かし、さらに身の回りの水からもカルシウムと二酸化炭素を吸収して再び炭酸カルシウムの殻を作りまます。
※胃石の成分は、主に炭酸カルシウムで不溶性有機基質の70~80%はキチンだと言われています。
二酸化炭素を、植物の行う光合成とは別の方法で、体内に取り込んでいる(固定する)生物が、エビなどの甲殻類や、サンゴ、貝類です。光合成とは違うので、酸素を作ったりはしません>< ・・・誤解なきように。
ブラックサンダーシュリンプ
「Q:えびはカルシュウムのみで吸収可能ですか?」
いちなま的A:エビがカルシウムを吸収する際に、人間や爬虫類に見られるビタミンDの助けを借りているかと言うと、水生生物の多くはこのような吸収の仕組みを持っていないと考えています。
水生生物は、水の中に溶けているカルシウムを積極的に利用していることが知られています。観賞魚業界でも、10年以上前に、魚にカルシウムを与えて成長促進をするという取り組みが行われたことがありましたが、餌から取らなくても水から十分取れるということで、決着した事がありました。
レッドシャドー
魚をはじめ甲殻類は、水そのものからカルシウムを吸収する仕組みを持っているので、極白が溶けた飼育水も有効に働くわけです。勿論、餌から摂取する仕組みもあります。「極シリーズ」では粉と液のラインナップがあるのも上記理由です。

重要なことは、生命を維持するのに必要なカルシウム量と見た目の綺麗さを発揮するカルシウム量は違います。皆様の目的に合わせてカルシウムの添加量を調整してください。
レッドシャドー

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アンモニア!亜硝酸!どちらが恐怖?その②(本題)

2009年12月26日
アンモニア!亜硝酸!どちらが恐怖?その①の続きです。

アンモニア>亜硝酸>硝酸塩 の順に害の少ないものに変えると書きましたが、淡水魚飼育の場合は、状況が変わります。弱酸性(PH7以下)環境ですと、アンモニアは「アンモニウムイオン」になり、硝酸塩並みに魚に害を与えづらい物質に変化します。弱酸性(PH7以下)で飼育する場合、最悪の敵は「亜硝酸」です。亜硝酸の化学式は「NO2」で酸素の化学式が「O2」です。Nが無いだけですw 生体が呼吸で体内に酸素(O2)を取り入れたとき、ヘモグロビンが「NO2=亜硝酸」を「O2=酸素」と間違えて取り入れてしまう為、酸素を必要としている組織に酸素でなく亜硝酸が運ばれてしまいます。その結果、細胞が酸欠状態を起こして壊死してしまいます。
この現象は特に、ひれ先などに顕著にみられ、病気でもないのに、ひれが溶けるような状態を見たことがある方も居るのでないでしょうか?
※硝酸塩は化学式がNO3で亜硝酸のNO2に似ていますが、酸素のO2とは別物で物質も大きいので硝酸塩をヘモグロビンが間違えて取り入れて運ぶことは無いです。

淡水水槽を何も処理(種水添加等)しないで立ち上げた場合、水が出来ていないから生体が死んだ=アンモニアが原因と思い違いしてる方がいますが、実はアンモニア「淡水下では比較的害の少ないアンモニウムイオン」ではなく、酸素に擬態wした、「亜硝酸」が犯人です。

亜硝酸は通常、立ち上げ1週間目から少しずつ発生し、2週間目に最大に達します。この期間に死亡する原因は、殆どが亜硝酸によるものです。

クマノミとイソギンチャク
一方、海水魚の飼育は事情が異なります。海水は、PH8以上のアルカリ性の水ですので、アンモニアがアンモニウムイオンに殆どなりません。淡水では、あまり問題とならなかったアンモニアを初めから意識する必要があります。

淡水魚飼育から海水魚飼育を始めた方が、パニックになる原因です。もう淡水魚(PH7以下)飼育の頭で、「種水処理したし、じきに濾過が完璧に立ち上がれば大丈夫、死ぬことは無い」・・・大変な思い違いです。
ただでさえPHがアルカリ性のときは、バクテリアは立ち上がりが遅く、まして「アンモニウムイオン」の助けもありません。海水魚飼育のときは、濾過をとにかく熟成させて、アンモニア、亜硝酸が出ない状況を作ってください。
淡水は、試験で亜硝酸が出なければ大丈夫ですが(アンモニアはアンモニウムイオンに変化してるので)、海水は試験でアンモニアが出たらOUTです。

まとめると、新規水槽を立ち上げるときは、種水を使用して、濾過を早期に完成させるです。言ってることは数十年前から同じですw あと、水槽で何か事件が起きたときは、基本は水換えが最善の対処方法と思っています(状況にもよりますが)。

※余談ですが、浄水器を通した水は良いのですが、水道水を沸騰させた湯冷ましは、水槽に使用はご法度です。無酸素状態で有益な菌もいない、精製水に近い状態です。これで立ち上げると余計に苦労がさらに増えます。
ボイラーのお湯はさまざまな意見があります。(ボイラー配管には銅管を使っているので)、
ボイラーの温水を使用していておかしいな?と思った場合は、使用を考えたほうがいいかもしれません。
銅の青錆(緑青)は、昔は猛毒といわれていましたが、現在は「過剰に摂取しない限り毒性は低い」とされています。

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アンモニア!亜硝酸!どちらが恐怖?その①(まえふり)w

2009年12月25日
アンモニア!亜硝酸!どちらが恐怖?
意外と思い違いされてる方がいるみたいです。恐れられてるアンモニアですが、確かに海水魚飼育では大敵は「アンモニア」ですが、淡水魚(PH7以下で飼育)飼育では、亜硝酸のほうが恐怖なのです。

皆さんが始めて水槽を立ち上げる時に最初に学ぶことは、ろ過の重要性(バクテリアの重要性)だと思います。

良く言われるのが、「水槽を立ち上げるときは、ろ過が出来ていないから生体を入れないで、・そのまま・水だけを1週間以上まわして水を作る」です。
確かに、言ってる事は理解できますが、?です。
例えば、畑を耕して種もまかずに「早く芽がでないかな~」と言ってると同じです。
いつかはバクテリアは発生しますが、水槽立ち上げは時間との戦いです。早く、立ち上げた水槽に生体を放したいですから。
私の経験だと、なにも前処理をしないで水槽を水道水から立ち上げたときは、出来上がったなと思ったのは、半年~1年たってからです。
エンゼルと水草
種水(調子のよい水槽の飼育水)を入れて1週間ろ過をまわすなら意味は理解できます。
種水が無い場合、水槽状態の良いショップで、生体(オトシンを1匹がお勧め)を購入して、そのときに渡される飼育水を種水に使うのも良いと思います。
飼育の基本ルールで「ショップの飼育水は絶対に、水槽に入れてはいけない」とありますが、それは病気の持込を懸念した理由です。
種水も無しで初めて入れる生体なら、その生体の生きていた状態の良い飼育水は入れて大丈夫です。
ただ、2度目からは、同じ店の水でも入れては駄目です。初めて最初の時限定です>ショップの飼育水を水槽に入れるのは。

なんだかんだと、水槽を立ち上げるのですが、何故?ろ過(バクテリア)をうるさく言うのか?
いまさらですがw 餌や生体の排泄物から発生する、有害なアンモニアをバクテリアの力で少しでも害の少ない亜硝酸、硝酸塩に変えるためです。
硝酸塩は、蓄積すると有害になりますが、アンモニアや亜硝酸ほど緊急ではないので、水換えや還元濾過で対処します。

アンモニア!亜硝酸!どちらが恐怖?その②(本題)に続きます。

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極吸(宣伝とメーカー推奨の使い方)

2009年12月23日
今回は、極吸の宣伝をします。またなのか!と思われた方、ごめんなさい。

「極吸」は、吸引でも、注入でも片手で簡単に行えます。シリンダー容量も60ccと大容量です。
極吸Ver2 現行モデル極吸Ver1
左画像はVer1で、右画像はVer2ですが、見た感じVer2の方がシリンダー容量が多そうに見えますが、両方とも同じ60ccです。
片手で、手軽に使える容量を考えたとき、100ccだとこの形状では重さを感じすぎ、取り扱いが容易な、適度な重さになるのが60ccでした。ですから、Ver1、Ver2共に、シリンダー容量は60ccで設計しております。

極吸で吸引してます。極吸で解凍した赤虫を注入しています。
左画像が、吸引してる状態です。右画像が、解凍した赤虫を注入してる状態です。

Ver2使用でのメーカー推奨使用例どうせですから、Ver1でも同じくw極吸推奨使用方法
購入されたお客様の好みでいろいろな使い方、握り方をされて結構なのですが、一応メーカー推奨の握り方です。
シリンダーから出てる羽を人差し指と中指で支え、親指を緑色のバルー頂上に置き、使用されると使いやすい設計にしております。旧バージョンと新バージョン画像をこうして並べると、いかに新バージョン(Ver2)が進化洗礼されたか一目瞭然!と思うのは私だけでしょうか?w

※極吸Ver1は現在製造されていません。極注は販売店様の在庫がなくなり次第、販売終了になります。
二度と手に入らなくなる極注
もう、欲しくても二度と手に入らなくなる、極注。極注をご愛用して気に入られてる方は、今のうちに在庫のある販売店様でご購入を。再販は現在一切考えておりません。

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